リヒター以降の世代で最も重要な現役画家の一人、リュック・タイマンス。ベルギー生まれ。
既存の画像などを用い、その主題と地域の歴史性の関わりを慎重に考察しながら、有名人の肖像やアイコニックなシンボル、人気のTVや映画の場面などを選びぬいて描き出す。独特の淡い色彩はイメージという存在のゆらぎや記憶と歴史の曖昧な関係性に深く言及していく。
彼のユニークな絵画スタイルと歴史的テーマへのアプローチは、全世代の若い芸術家に影響を与えています。
本書は2011年ブリュッセルのBOZAR(ボザール)で開催されたリュック・タイマンスの大回顧展に合わせて出版されました。
HELEN MOLESWORTH
JOSEPH LEO KOERNER
RALPH RUGOFF
BILL HORRIGAN